
香港を南北に縦走する78kmのトレイルです
このトレイルは4大トレイルの中でも最後に作られました。1994年〜1996の3年をかけて作られたので、今からおよそ20年前ですね。
ウィルソン総督はこれまでに作られたトレイルが東西方向なので、新しく南北を貫くトレイルを作りました。
香港島の南端から出発し、中国との境である深セン付近までを結ぶ78kmです。
--- 実踏記録 ---
1日目
「コースが分かりにく」という噂を聞いていますが、どんだけ分かりにくいかも含めて、とにかく行ってみましょう!
ウィルソントレイルのスタート地点まではバスでアクセスします。 MTR金鐘のC1出口右のバス停から赤柱監獄行6番に乗車して、「衞奕信徑(ウィルソントレイル)」で下車します。
バス停のすぐそばに大きな案内地図があります。

セクション1の名物である階段からはじまります。1362あるらしい。

階段を上り続けて息が上がるけど、振り返ると見られるこの景色で癒されます。

今日は旧暦大晦日で香港カレンダーはお休みです。なので、ハイカーも多いです。

親子連れ含めて多くの人が散歩に来てます
気温20℃。2月と思えない暑さ!

向かいの山にこれから登る道が見えますね。

右前に茶色のマンション「陽明山荘」が」見えます。しかし、天気が良い!

このゲートの少し手前から香港トレイルと合流し、しばらく重複します。
そのため、ここには2つのトレイルの名前が書いた2段ゲートがあります。

上りが続きます。

そして渣甸山山頂。

渣甸山山頂三角点の奥に見晴らし台があり、ビクトリアハーバーを望む素晴らしい景色が見られます。

ウィルソントレイルと香港トレイルが重複してるので、距離ポストも仲良く並んで設置されてます。

ここで、香港トレイルとはお別れです。

途中にあった観音様と水子地蔵。手を合わせてから通過しました。(私には水子さんはいませんが)

ここは戦時中、野戦キッチンだったそうです。

ウイルソントレイルはセクション3以降は九龍側になるので、地下鉄に乗って海の下を渡ります。

地下鉄に乗って海を渡り、油塘駅へ。駅出口A2には衞奕信徑の案内があります。
ただ、ここから登山口までが分かりにくいんです。
とにかく「華人永遠墳場」に向けて進みます。

やっと見つけた華人永遠墳場入口のゲート。

ゲートの横にW019のポストがあります。

舗装路をしばらく登り、登山口の案内まで進みます。

黄色時の案内が目印ですね。

しばらく進むと、途中に炮台山という案内があります。
ガイドブックでも「正規のコースから外れるが、寄り道の価値あり」とあったので登ってみます。

すごい!ここからはビクトリアハーバーが東側から望めます。

さらに砲台の広場からは海を見下ろす壮大な景色。
多くの人が散歩に来てます。
やはり、来る価値ありました!

元の道に戻り進むと巨大墓地が現れます。
海に面していて風水的にも良い位置なんだそうです。

さらに進むと将軍澳という新興開発住宅が目に入ります。

このあと、アップダウンが繰り返します。
看板?アンテナ? よくわからない設備です。

低木の中のアップダウンなので、とにかく暑い〜

一度舗装路へ出てまた山道へ

道ばたに塑像たちが。昔はお寺の参道の守護隊だったそうですが、今はお寺もないので異様です。

デカい亀の塑像もいます。なんだこりゃ!

この先は舗装路ですが、ここからほとんど案内がなくなり、地図を持っていないとたぶん迷います。

田舎道を進みますが、案内が無いです。

セクション3ゴール手前にトレイルの案内がありました。
でも、ペンキでバツ印が・・・なんでだろ?


22.8km(含む寄り道) 5時間45分
2日目
セクション3終点付近のバス停「井欄樹」からスタートです
セクション4は、ここから登山口にたどり着くまでが難しいと言われてます。

おっ、大きな案内発見!

この小さな黄色い看板に「衞奕信徑(ウィルソントレイル)」って書いてありました。

消えかけてます。

ガイドブックでは左側にあるポストが住宅建て替えで右側に移設されてました。残しておいてくれてありがとう。

左側の岩に黄色い案内を発見!

ここ右折ね。

やっとたどり着いた登山口。 詳細地図なしでたどり着くのはちょっと難しいだろうなぁ・・・

山道はすがすがしいけど、明け方に降った雨で石がよく滑る〜。怖

家族連れもたくさん来てました。お父さんは歩けなくなった息子を背負って頑張ってました。

街が見下ろせる良い景色です。もう少し晴れているとさらに良いのですが・・・

ここでマクリホースと合流してしばらく重複して進みます。

香港らしい街を見下ろしながら進みます。

そしてセクション4終点の恒益商店に到着。 ここでマクリホースは直進、ウィルソンは右折でお別れです。

セクション5以降はサルが多い区間です。この休憩所にはなぜかサルの像が・・・

九龍ダムが見えてきました。

ダムの湖畔からセクション6になります。

トレイルコース上でたくさん休憩してます。でもすぐ横を通っても全然平気。ビビってたのは私の方でした。笑

トレランコースが街のすぐそばを通っているんですね。

城門ダムが見えてきました。

城門ダム堤防に到着。 はい、今日はここでおしまいです。


22.8km 4時間20分
3日目
今日はウィルソントレイルセクション7〜10。
少々距離を欲張りました。
スタート地点は城門ダム堤防からスタートです。

天気も良いので、多くの人が散歩やハイキングに来てます。

これから登る九龍坑山が遠くに見えます。電波塔のある山です。

昔、学校があったんですね・・・

今日の一つ目の山場、町から九龍坑山への上り。きついけど振り返った景色は素晴らしい!

まだまだ階段が続きます。

九龍坑山頂上付近。
なんだ車も来れるんだ・・・ちょっとがっかり。
この辺りからセクション9。

ここの景色もイイ!

さらに進んで、山の中にある小さなダムに降りて、向かいの山に登り返します。うへ〜

今日のハイライト八仙峰に向かう稜線のコース。
これから八つの山を登ります。

いやはや、景色に見惚れます。

若者たちもハイキング楽しんでます。

そしてここが最後の山、仙姑峯。八つ登り切りました。

セクション10は廃墟を何カ所か通ります。
山奥なので少々不気味な雰囲気・・・

そしてセクション10の終点!
ゴミ箱がちょっとじゃまだけど・・・

セクション10からバス停までに行く途中の村です。
中国っぽい雰囲気です。


36.6km(公称距離)7時間57分
(実踏&撮影:2016年2月〜3月)
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