アクセスが良い
香港のトレイルは街と隣り合わせにあるものもあり、トレイルへのアクセスが容易です。
また香港には地下鉄路線も多く、さらにバスやミニバスが網の目のように香港中を走り回っています。
そのため、気に入ったポイントまでバスでアクセスしてトレイルに入ったり、途中で離脱してバスで帰ったりということも容易です。
なので、「ちょっと午後からトレイルへ」などと、気楽にトレイルを楽しめます。
実際に早朝や昼間にトレイルを歩いていると、近隣から散歩で来ている家族や老夫婦などにも多く会います。
中には犬を連れて散歩を楽しんでいる人もよくいます。
別ページで、私の「4大トレイル」実踏記録を載せていますが、これも週末の時間があるときに何区間かずつ歩いてきたものです。
こんな気軽にトレイルにアクセスできるのも香港トレイルの魅力の一つです。
魅力的な地形
生い立ちのページでも触れましたが、香港は第二次大戦時に激しい戦地となり、多くの山が戦火で燃えて丸裸となりました。
その後、精力的な植林事業と緑地保護で緑を取り戻しました。
そのため、香港の山には老木や高木が少なく見晴らしが良いのです。
先の山まで続くトレイルコースが一望できる香港らしい景色もこのような背景でできているのだと思います
また、香港の周囲には海があるため、山に上からは「緑の山、青い空、青い海」が揃った絵葉書のような景色に頻繁に出会えます。
ニョキニョキと高層ビルがある街を見下ろすことができる景色も香港ならではの魅力的な景色です。
昼間に街が見下ろせる場所は、夜には絶好の夜景スポットになります。美しい景色です。
温暖な気候
香港は亜熱帯気候のため、最も寒い1月でも最低気温平均12度と暖かいです。
そのため、冬でも防寒用の重装備を背負うことなく、中には陽が出ると、Tシャツ一枚でトレイルと散歩している人さえいます。
もちろん、寒波で寒い冬や雨の季節もあるため、トレイルに出かける前に天候確認は欠かせませんが、日本に比べれば遥かに暖かいです。
夏は、昼間の直射日光はきついですが、朝夕は心地よいです。
温暖で1年を通してトレイルを楽しむことができるのも、香港の大きな魅力です。
整備バツグン
全般的にトレイルの整備状況はよく案内板も充実しているため、たいへんわかりやすいです。
特に漁農自然護理署(漁護署)が管理する郊野公園内は、看板、トイレ、ゴミ箱の整備などたいへん充実しています。
トレイルの途中には整備された公園も多く、健康促進のための遊具を設置しているところも多くあります。
「こんな山奥で、遊具を使うか?」と疑問がわくものもありますが、とにかく整備状況はすごいです。
さらに、
4大トレイルについては、区間ごとに地図看板があることに加えて、500mごとに距離ポストが設置されています。
地図を持っていなくても迷わずトレイルを楽しめます。
このポストはハイカーの目印になるとともに、緊急時にポスト名を通報することで迅速に救助できるというために設置してあるそうです。
たいへん合理的にトレイルが整備されています。
長距離含めトレランレース数が多い
環境も良いこともあり、香港にもトレラン愛好家が多く、トレランレースも数多くあります。
中でも、100km以上の長距離レースが年間10本以上あり、短いレースも含めると毎週レースがあるくらいあります。
UTMBの予選ポイントを獲得できるレースも数多くあります。
最近は応募者も多くて抽選になるレースも増えてきましたが、日本国内のレースに比べれば抽選倍率や参加権獲得の難易度は低いです。
そのため、最近は日本から遠征参加しているトレランランナーも増えています。
日本からのレースツアーも増えてきていますね。
→詳しくはレース紹介のページをご覧ください。
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